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ふであと

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徒然なるままに、もの書き。

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小説インフィニットリディスカバリー第二部_03 

 執筆中に何を考えていたかを再確認する「小説インフィニットリディスカバリー」、第二部編にございます。最終話の更新後、読者の方から感想や叱責をいろいろいただきまして、なかば反省会の様相を呈しながらの解説となります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 第七章です。




――蜘蛛は苦手

 ヴィーカに案内されながら、異様な変化を見せているというコバスナ大森林を抜けるカペルたち。その変化をカペルは敏感に感じ取りますが、それを確かめる前に蜘蛛を見たアーヤがパニックを引き起こしてしまいます。
 月の雨がもたらす効果の裏側を垣間見せつつ、ラストバトルでクイーンスパイダーを出すための振りをここでやっておいたわけですね。

 コバスナ大森林は、見た目が亜熱帯の雰囲気だったので蒸し暑い気候としてみました。ハルギータ皇城の様子はどこかトルコの洞窟ホテルを思わせるような涼しげな雰囲気で、そんな気候を考慮して優しいスバル女皇が建設したのではないでしょうか。



――スバル女皇という存在

 さて、そのスバル女皇ですが、今回は本当に顔出しだけの出演でした。カペルがシグムントではないと一目で見抜いているのは言わずもがな、ユージンが一緒のことからそれなりの理由があってのことだと判断し、カペルたちの茶番に咄嗟につきあう聡明さ。カペルのたどたどしい演技を微笑ましいと思う母性。慈愛の女皇は今後のキープレイヤーの一人でもあります。

 ケルンテンのヴィーカに続いて、スバル、トウマ、コマチがここで登場。シグムントとユージン、それにエンマ、このあと登場するキリヤを入れれば、解放軍側のハルギータ組は全員登場したことになりますね。出身地別に分けてみると、ハルギータ組がいかに密な関係にあるかがよくわかります。それもスバル女皇あってのことでしょうけど。男の子たちはみんなスバルラブですからねー。


 話は少し前後しますが、このハルギータ到着時のユージンの様子は、冒頭で書けなかったシグムントへの彼の思いを表す描写でもあります。故郷に帰ってきたことで緊張がすこし緩み、心労が背中に現れてしまう。それを見たカペルとアーヤが心配する、という流れですね。
 シグムントがいなくなったことで一番ショックを受けているのは、ユージンさんかもしれません。子供のころからの親友で、最初からシグムントの戦いを側で見てきたユージンさん。シグムントのことを愛していたミルシェさんとはまた違った形で傷ついているのは、想像に難くないですよね。それでいて、シグムントのいなくなった解放軍をまとめていくことを自分に課し、平静を装ってここまで来たわけで。故郷に帰ってきて気が緩むのも致し方ないのではないでしょうか。

 泣き言を言わず、親友の思いを背負って戦い続ける男の背中。かっこいいですよね……とかなんとか言ってますが、実はこの「背中に疲れが」とタイプするその瞬間まで、ユージンにシグムントのことについて語らせるシーンのことをすっかり忘れていたのでした。まさにタイプしたその瞬間に、「あ、ユージンさん疲れてたんだ……」と気付くような始末。ユージンさん、ごめんなさい。
 ですが、これに気付けたおかげで、ラストバトルでユージンとトウマの共闘するシーンが具体的になった部分もあります。気付けてよかった……。




――トウマとコマチ

 この二人のエピソードをもっと入れたかったんですが、登場時はすでに物語的に切迫してきている頃合いで、トウマのちょっとお間抜けなところとか、それを見て胸キュンしてるコマチの図とか、もっと書きたかったですねぇ。
 そういえば、SNSで書いていたときには、この二人に司会進行を任せた小説IUDの反省会という企画をやろうとしていたのを思い出しました。第一章を書き上げたあとですね。冒頭だけしか書いていないんですがログを拾ってきました。

トウマ「――ははは、そうであったか」
コマチ「……! 若、もう始まってますよ!」
トウマ「ん? おおそうか。読者諸兄には見苦しい所をお見せしてしまったな。私はハルギータ女皇国より参った、トウマと申す。此度はこの企画の司会を英雄殿より仰せつかって参上した次第。慣れぬこと故、至らぬ点は多々あろうが容赦願いたい」
コマチ「わ、わたしは、アシスタントを務めさせていただきます、コ、コマチと申します。若とふふふふ二人で頑張らせていただきます!」
トウマ「これコマチ。そのように緊張するでない。読者諸兄はランブータン殿の駄文におつきあいくださっている寛容な方ばかり。多少の粗相は見逃してくれよ う」
ランブータン「……(´・ω・`)」
コマチ「わ、若! ランブータン殿に失礼ですよ」
トウマ「おおすまぬ。これは失言であったな」
ジーナ「……(´・ω・`)」
トウマ「ではそろそろ始めようか」
コマチ「はい! それでは、ど素人小説インフィニットアンディスカバリー、大反省会を始めさせていただきます!」

 さりげなく罵倒されている僕と失言キャラをパクられたジーナさんがそろってショボーンとさせられる二人の掛け合いでした。


 インアンのカップリングといえば、カペルとアーヤ、シグムントとミルシェ、トウマとコマチ、フリスとセラフィマはオフィシャルなものだと思うんですが、そこに個人的にはエドアルドとドミニカを推したいと思っています。エドにはああいう姉さん女房が似あうと思うんですよね。尻に敷かれているのが妙に似合う好漢ですから、彼は。




――行方知れずのエンマさん

 今回は登場しなかったエンマさん。実は裏でいろいろやっています。トウマがカペルに向かってエンマの所在を聞くシーンがあったんですが、流れに上手く組み込めずに没にしてしまいました。
 ブルガスでシグムントが月印を授かったその夜、彼はエンマに一つの頼みごとをしています。ヴェスプレームの戦いが終わったあと、エンマは解放軍を離れ、そのシグムントの頼みを受けて行動を開始したわけです。《影》の長であるトウマに対しては、シグムントの命を受けて別行動をとるとエンマは報告しており、トウマにそのことを尋ねられたカペルは当然知らないのでしどろもどろになるしかない……というシーンですが、まあ今後にフォローをいれる余地はいくらでもあるでしょう。


 ほとんどのキャラに、ゲームの設定に追加、もしくは変更した設定があるんですが、実は一番大きく変えているのはエンマさんかもしれません。まずコマチとの血縁関係を無かったことにw いったいおいくつの時の子供だったんでしょうね。それともう一つは……いずれまた。




――キリヤ

 キリヤの隠れ家には結界が張ってありました。これはヘルドから身を隠すためのものですが、キリヤ一人の力では見破られていた可能性があります。なんせ、この結界術はソレンスタムから教わったものでしたから。なので、キリヤはコバスナの霧を利用したわけです。この霧はスバルが過去に張り巡らせた結界で、その中に同じように偽装した結界を張ることでヘルドから身を隠すことに成功していました。
 居場所を知っていたのはスバルだけで、その地図をトウマに託すことで案内をさせたわけです。トウマたちはその地図の示す場所までやって来ますが場所を見つけられません。ですが、結界を教えた師でもあるソレンスタムが同行していたために、それを見破ることに成功しました。スバルはそこまで予期して、あえて地図だけを渡したのかもしれません。
 この結界という設定は、ヘルドがキリヤの治療薬を狙っていると決めたところから必要に迫られて作ったものです。地図とにらめっこするトウマの様子は、僕の初プレイ時のコバスナでの様子そのままです……。


 というわけで、第二部最後の登場人物、キリヤの登場です。登場は最後ですが、役割的には最重要人物だったかもしれませんね。彼には月印の秘密の暴露、リバスネイルの治療薬の製造、そして兄弟子であるヘルドとの因縁と、実に重要な仕事を押し付けてありました。
 中も外も善人の多い解放軍にあって、外面だけでも毒を吐きまくれる人物と言うのは実に貴重で、特にヴィーカに対しての冷静な態度は、カペルたちが温情をかけている中で際立っていたのではないでしょうか。やっぱこういう人がいないとね。

 読者の方に熱狂的なキリヤファンがいらっしゃったので、描写にプレッシャーがかかっていたのは秘密にしておきます。その方にキリヤの武器がヘルドと同じ鎖鎌だと教えていただきまして、戦闘中の描写と相成ったわけです。




――月印の秘密

 そのキリヤに月印の秘密を説明させるのが、この第七章の役割といっても過言ではありません。ちょいとややこしい設定の変更を加えたので、彼にきっちりと説明してもらわねばならなかったのです。

 その変更についてですが、すべて月印を縛りつけるというレオニードの設定を加えたところに原因があります。この能力は、新月の民にまで効力が及びます。生まれた日の月齢によってすべてが決まるのなら、彼らは月印を手に入れたところで戦力外にならざるを得ない。逆に、縛りつける瞬間の月齢とするならば、皆に満月級の能力が備わってしまって、封印軍が強くなりすぎるし、ドミトリィのような幹部を生み出すだけの理由がなくなってしまう。
 そこで、「力の器」とそこから「力を取り出す装置」という関係を考えたわけです。バスタブと桶みたいなものですね。リバスネイル化に関しても、この二つの不均衡から来るものということで説明ができていたと思います……たぶん。

 ちなみに、ハイネイルというのはこの「力の器」部分をベラと共有しているようなものだと思ってください。コモネイルがバスタブなら、ハイネイルはベラという海から水を汲み上げているのです。それはもう無茶が出来ますが、桶の大きさは、ハイネイルになったことで拡張されているとしても、個人差がありますので、スバルやソレンスタムのような強力なハイネイルもいれば、その辺を歩いている名無しハイネイルもいたりするわけです。

 そして劇中でも言いましたが、ハイネイルとリバスネイルはコモネイルからのクラスチェンジという意味では同じものだとも言えます。FF4で言うところの暗黒騎士とパラディンみたいなものですね。
 この月印の体系における関係が、物語的には、そのままヘルドの動機にまで繋がっているわけです。



――クライマックスのトリガー

 そして、第七章の最後のシーンで、物語をクライマックスへと誘うトリガーを仕込んだのでした。突然のオルトロスの襲撃中、ヴィーカがカペルから治療薬を盗むシーン。登場時の財布をするシーンと重ね合わせたこのシーンが、最後のトリガーでした。

 オルトロスはヴィーカが薬を盗むきっかけ作りのために登場させたわけですが、同時に「ボスキャラはすべて登場させる」という密かなこだわりを満たすためのものでもあります。あ、ランバットとヴェンバットは役割を合体させてしまっていますけどね。


 そんなどうでもいいこだわりを満たしつつ、いよいよ物語は最終章へと雪崩れ込んでいきます。次回、ひたすらバトルの第八章を解説していきますので、どうぞよろしく。
 それではまた。
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テーマ: 二次創作:小説

ジャンル: 小説・文学

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